春日部市 肩こり
2017-03-07
ほとんどの方が一度は経験する「肩こり」。
どのようなメカニズムで肩こりになり、どんな症状があるのか、対策法などを紹介します。
【肩こりとは】
男性は腰痛に次いで2番目に、そして女性はトップに自覚症状として最も多くの方が感じている「肩こり」とは、病名ではなく、症状名です。
しかも、これは日本人特有の症状といってもいいほど、海外では、「肩こり」という概念すらないといわれています。
一説には、ある有名な小説家が、書の中で「肩が凝る」という表現をしたことからその名が広がったのではないか、もしくは、日本人が「この症状が肩こりなのか?」と気づいたのではないか、といわれています。
症状は、肩のハリや重さ、痛みやこわばり、ツッパリ感など個々によってさまざまです。
【なぜ肩こりになるのか?】
肩こりは、主に筋肉が関係しています。
中でも、首の後ろから肩、背中にかけて広がる「僧帽筋」の緊張や疲労が原因となります。
僧帽筋は、およそ6キロ前後の頭を支えているため、常に疲労困憊状態。
それに加えて、腕の動きにも対応しているため、筋肉は、緊張して、疲れ、硬くなってしまいます。
筋肉が硬くなると、血管を圧迫し、流れを阻害します。
栄養や酸素を運び、老廃物を排出する働きをする血液の流れが悪くなると、筋肉などの組織に十分な栄養が届かず、さらに体内に疲労物質が蓄積されます。
疲労物質は、神経を刺激し、痛みとして症状が現われます。
これが、肩こりのメカニズムです。
【僧帽筋が疲労、緊張する原因は?】
肩こりの原因は、個々によってさまざまです。
ただ、近年ものすごく多く、低年齢化しているのが、「不良姿勢」による肩こりです。
・不良姿勢
近年特に多くなっているのが、パソコン、スマホ、ゲームなど長時間同じ姿勢を続けることによる肩こりです。
中でもパソコン作業は、両腕を前に伸ばし、肩がやや上がり気味、背中が丸く、頭部は下がり気味で、首は、ストレートになりがちと、あらゆる場所に負担をかける姿勢といえます。
この状態を1日8時間以上も続けているという方は、珍しくありません。
これでは、肩こりが慢性的になるのも納得です。
またパソコンやスマホは、画面を見続けることで、眼精疲労となり、それが肩こりの要因にも繋がります。
さらに、長時間のデスクワークによって運動不足となりますので、筋肉の質量低下から肩こりになりやすい状態なのです。
・その他の要因
その他の要因としては、加齢による筋肉や骨の劣化が原因となる整形外科疾患などもあります。
変形性頚椎症や、頚椎椎間板ヘルニア、肩関節周辺炎(40肩50肩)等。
骨と骨の間にあるクッションの役割りを担う椎間板の減少、劣化によって神経を刺激することで、肩こりの症状も見られます。
早めに詳しい検査を受けるようにしましょう。
【予防法は?】
不良姿勢や運動不足、その他ストレス等が原因となる肩こり対策、予防には、次の方法がおススメです。
・筋肉の緊張をほぐす「首ストレッチ」
椅子に座ったままでもできるので、オフィスでも実践してください。
首を左右交互にゆっくりと倒します。
3秒ずつの繰り返し10回行ないましょう。
次に、前後にも同じように動かし、最後に、右に1回、左に1回転します。
・肩こり改善「肩ストレッチ」
両腕を伸ばし、右腕を左手でクロスして、左側に引き寄せます。
このとき右腕側、肩、肩甲骨周辺の筋肉が伸びるのを意識しましょう。
10秒グーッと引き寄せたら、今度は、腕をかえて、交互に5回ずつ行ないます。
続いて、右腕を肩から背中に向けてまげて、左手で右ひじをグイッと押します。
肩、右わき腹、胸、肩甲骨周辺の筋肉が伸びるのを意識します。
20秒キープしたら、左も同じように行ないます。
1連の動作を作業の合間に取り入れるだけで、肩周辺の筋肉の緊張やコリをほぐし、血液の循環が改善。
肩こり予防に最適です。
今すぐ整骨院や整体院を利用できない場合に、お試しください。
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